「フィラリア」は寄生虫の名前で、蚊を媒介して犬の体内に侵入します。そして血液の流れに乗って心臓に住みつき、最終的には犬の命を奪う恐ろしい病気です。
フィラリラは症状が発症するのに7~8年はかかります。また、治療には多額のお金がかかります。何よりも、フィラリラを発症すると犬が痛みに苦しみます。
また、ほかの犬や人間にも移してしまう可能性があります。以上の理由から、予防接種は飼い主様の義務といえます。
フィラリアを予防するには、蚊の発生後1カ月から、蚊が出なくなった後の1カ月までの間(5月・6月頃~12月頃まで)、毎月1回のペースで駆除薬を投与します。
そうすれば、蚊に刺されても、感染子虫を駆除することができます。
感染が見つかった場合、駆除薬を投与し続け、虫体をそれ以上増やさないようにします。フィラリアの虫体は5年で死滅するので、時間が経てばペットの体内から虫体はいなくなります。
フィラリアの駆虫薬は4種類あり、そのうちの一つは、ノーベル賞を受賞しています。